関節疾患
変形性膝関節症って?
中高年になって、膝関節が痛くなる病気はいくつかありますが、その中で一番多いのは「変形性膝関節症」です。
変形性膝関節症とは、膝関節のクッションの役割をする関節軟骨がすり減ることで歩行時に痛みが生じ、日常動作がつらくなる病気です。
変形性膝関節症の症状
膝関節を動かした時に感じる動作時痛。
膝関節の曲げ伸ばしがつらくなる可動域制限。
膝関節に関節液がたまる関節腫脹などの症状が現れます。
変形性膝関節症の診断と検査
まず、患者様がどんな時に膝関節に痛みを感じるのかの問診。
膝に関節液が貯留してるかの触診。
現在の病期を診断するレントゲンやMRIにて診断します。
変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症は正確な病期をレントゲンやMRIにて診断し、それに似合った治療法を適切に行うことが肝要です。
病期の軽い場合は、薬物療法、リハビリテーションといった保存的治療が行われ、症状の進行を遅らせることで、普通に日常生活を送る事ができます。
また病期の重い場合は『人工膝関節』という外科的治療が行われます。
一度発病したら若いころのような膝に戻すことはできませんが、適切な治療を受ければ、痛みが軽減し活動範囲が広がり物事を前向きに考えられるようになります。
痛みを我慢することや、年だからとあきらめたりする前に変形性膝関節症の正しい知識を身に付け、適切な治療を受けて頂くことを切に願っております。
自分の現在の変形性膝関節症はどの病期なのかを知りたい方は気軽に受診して下さい。